ホワイトニングをお考えの方へ|歯医者に行く前に知っておきたいこと
ホワイトニングをお考えの方へ|歯医者に行く前に知っておきたいこと
こんにちは。「たかしデンタルクリニック」院長の山田です。今回はホワイトニングをお考えの方に向けて、ホワイトニングを行う前に知っておきたい基本的な知識から、施術方法の違いなどについて詳しく解説したいと思います。
1.ホワイトニングで歯が白くなる仕組みとは? 2.ホワイトニング剤には何が入っている? 3.ホワイトニングの効果はどのくらい? 4.ホワイトニングの種類 5.ホワイトニングが向かない方とは? 6.ホワイトニングが及ぼす歯の影響とは? 7.ホワイトニングの注意点 |
最近では市販されているブラッシング剤から歯科医院での施術まで、よく聞かれるホワイトニングですが、どのように白くきれいな歯にするのかご存知でしょうか?
ホワイトニングで歯が白くなる仕組みとは?
飲食したり喫煙したりせず、日常生活を営むだけでも歯は、着色汚れで変色していくものです。そこで元々の白い歯に戻すために行われている施術がホワイトニングです。ホワイトニングで歯が白くなる仕組みは、歯のエナメル質に沈着してしまった有機物の着色を分解し漂白する、というものです。この技術は1989年にアメリカで実用化されたもので、当時は画期的な方法として話題になり世間に普及していきました。よく歯のクリーニングと混同される方もいますが、クリーニングは歯垢・歯石・着色汚れを取るものなので、ホワイトニングとは違うことにご注意してください。
ホワイトニング剤には何が入っている?
歯を白くするホワイトニング剤の主成分は過酸化水素で、過酸化尿素も含まれています。これらの成分が着色を分解して無色透明になり、エナメル質が元の状態になります。結果として歯の表面の着色が落ちてきれいな歯の完成です。ホワイトニング剤からは活性酸素が発生しますが、歯のエナメル質が丸みを帯びた状態に変化し、光が反射してより歯を白く見せることができます。
ホワイトニングの効果はどのくらい?
歯は毎日使うものなのでホワイトニングの効果は、永久には続きません。ホワイトニングの効果がある期間は、半年~1年ほどです。しかし、ホワイトニングは重ねて施術が可能ですので、定期的なホワイトニングをすることがおすすめです。
ホワイトニングの種類
ホワイトニングには大きく分けて4つの種類があります。施術ごとの特徴を知って、ご自分に最適なホワイトニングの方法を選択してみてください。
●ホームホワイトニング
歯科医院で提供するホワイトニングキットを使用して、自宅で行うホワイトニングが、ホームホワイトニングです。一般的にマウスピースに専用薬剤を入れて行います。マウスピースは歯科医院で歯型をとり作成し、専用薬剤も処方されます。また、ご自分でネット通販のホワイトニングキットを入手されて、ご自宅で行う場合もホームホワイトニングと言います。ホームホワイトニングは歯科医院への通院が困難な患者様には最適な方法と言えるでしょう。
●オフィスホワイトニング
歯科医院に通院して、歯科医師の管理下のもとで施術するホワイトニングが、オフィスホワイトニングです。通院回数は1~数回で、使用する薬剤の種類や効果により費用は変わるので、歯科医院によって費用相場は、ばらつきがあります。通院回数は患者様のご希望の白さにするために個人差があるので、通院回数が気になる方は歯科医師に質問することがおすすめです。料金設定も歯科医院ごとに違い、歯の本数・歯の上下などブロックで料金設定されている所があります。ご自分でホワイトニングすることは面倒という患者様に最適です。
●デュアルホワイトニング
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを両方行うものが、デュアルホワイトニングです。各ホワイトニングのメリットを活かせる方法で、効果が長続きする所が最大の特徴となっています。ホワイトニングの種類の中では、最も優れていますが、費用が他の種類より高いので、費用面だけよく考えて選択する必要があります。
●セルフホワイトニング
ホワイトニング施術は歯科医院の他に、医師が在籍しないホワイトニングサロンでも受けられます。こういったサロンでは法的にホワイトニング剤が使用できないため、漂白をしないホワイトニングがメインとなっています。歯の表面のステインだけを落とすので、歯の内部にステインが沈着しないように、メインテナンス的な要素が高い方法と言えるでしょう。痛みが少なく食事制限がないので患者様の負担が少なく、費用も比較的安いので経済的な負担も少ない方法を希望される方にはおすすめです。
ホワイトニングが向かない方とは?
ホワイトニングは、どんな歯でも効果が表れるわけではありません。また、ホワイトニング自体が向かない方もいらっしゃいます。 例えば、妊娠中や授乳中の方、ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素を分解する、カタラーゼが不足する無カタラーゼ症の方、お子様、重度のテトラサイクリン歯(生まれつき歯が黄色い方)、 神経が死んでいる歯です。さらに虫歯が多い方や重度の歯周病の方は、 ホワイトニングより治療を優先する歯科医院が多いので、先に治療を済ませて施術されることがおすすめです。
ホワイトニングが及ぼす歯の影響とは?
ホワイトニングをすると歯が弱くなるのではと心配される方がいますが、実際はそんな悪影響はありません。施術中にしみることがありますが、 ホワイトニングの回数や薬剤を見直すことで改善されます。悪影響より、歯が白くなって笑った時の印象が良くなるなど、メリットの方が大きい施術ですので、施術を迷っている方は試してみてください。
ホワイトニングの注意点
原則的にホワイトニングは天然の歯だけに有効な方法です。そのため人工物である差し歯・詰め物などを白くきれいにすることはできません。また、施術中のしみる症状が出る方もいます。知覚過敏の症状がある方や、歯が削れる・すり減っている方は、しみる可能性が高くなります。そういった方は、まず歯科医師に症状を自己申告していただき、しっかりとカウンセリングを受けることがおすすめです。
ホワイトニングのご相談は神戸市西区のたかしデンタルクリニック
西明石駅からバスで8分、神戸市西区にある歯医者、たかしデンタルクリニックでは各種のホワイトニングのご相談をお受けしています。結婚式や面接が近いなど、ご要望やスケジュールに合わせてご提案いたします。まずはお気軽にご相談いただければと思います。