年代別予防 45~65歳

45~65歳の特徴と予防のためのアドバイス

45~65歳の特徴と予防のためのアドバイス

お口の中の状態が悪化している方が多いのが、45~65歳代です。歯周組織の破壊により歯が抜け落ちる歯周病などで歯を失ってしまう方が増えてきます。以前受けた補綴治療で入れた歯の土台が限界を迎えたために、抜歯せざるをえなくなるケースもあるでしょう。1本でも歯が抜けたら噛み合わせが乱れ、生活に支障をきたすことも考えられます。日ごろから予防に取り組みましょう。神戸市西区の「たかしデンタルクリニック」では、定期検診を通じて、長い目で患者様のお口の健康管理を行います。歯を失って後悔することのないよう、健康な時期から予防のためにご利用ください。

歯周病が本格的に悪化しはじめます

歯周病が本格的に悪化しはじめます

45~65歳になると歯を失うリスクの高い病気、歯周病が多く見られるようになります。初期症状に乏しいため悪化しやすく、歯周病が悪化してしまうと、治療がおおがかりになり、治療費や治療期間など患者様への負担が大きくなります。また、歯周病が原因で、心臓病や脳血管障害、肺炎や糖尿病といった病気を引き起こす可能性も否定できません。なお、歯を失うなどお口の中の構造が変わってくると、ブラッシングの仕方、歯ブラシ、歯間ブラシ、歯磨き粉の選び方から見直す必要も生じます。

当院では歯周病や虫歯予防に役立つグッズもご用意していますので、お気軽にスタッフまでご相談ください。

たった1本でも歯を失ったらすぐに治療を

この年代は、歯周病のほかに若いときに治療した歯がトラブルを起こすタイミングでもあり、破折や喪失の可能性も高くなります。歯を失ってしまっても、見た目に目立たない部分だとそのまま放置される方が少なくありません。しかし、歯列は絶妙なバランスで成り立っているために、たった1本の歯を失ってしまうだけでも噛み合わせに悪影響を及ぼしてしまいます。両隣の歯が抜けた歯のスペースに倒れこんできたり、噛み合う歯が伸びてきたりするなどしてお口のバランスが崩れてしまうことがあるのです。そうなる前に、歯が折れたり抜けたりしたらできるだけ早めに補強しましょう。

補綴治療による出費を避けるために

補綴治療による出費を避けるために

この年代になると、お子様が大学に通うなどライフイベントが多くあり、出費が多くなります。
このとき、日ごろから口腔ケアを怠っていると歯を喪失してしまうことになり、補綴治療でさらに出費をかさねてしまうことに。経済面、健康面両方を良好に維持するために、積極的に定期検診に通いましょう。

インプラントの症例のご紹介

歯の根が割れて抜歯即時にインプラントを入れて機能を再建できたケースです。

  • インプラントの症例のご紹介
  • インプラントの症例のご紹介
  • インプラントの症例のご紹介

歯を失ってしまったときの治療~補綴(ほてつ)治療~

当院では、歯を失ってしまったときの治療法として次の4つの選択肢をご用意しています。

  入れ歯 ブリッジ 歯牙移植 インプラント



  • どんな症例にも対応可能
  • 歯型を採取するだけで負担が少ない
  • 自費でも他の治療法に比べれば比較的安価
  • 装着時の見た目の違和感が少ない
  • 入れ歯よりは噛む力が回復する
  • 拒絶反応の少ない移植ができる
  • しっかり噛める
  • 天然歯のように自然な仕上がり
  • 顎が痩せない
  • 周囲の歯に負担をかけない




  • 保険適用だと質の高いものはできない
  • 慣れるまで時間がかかる
  • 噛む力が十分に回復できない
  • 顎が痩せてくる
  • 使用感や見た目はインプラントほど優れてはいない
  • 健康な歯を大きく削ることになる
  • 自分の歯を保存していない場合は治療ができない
  • すべてのケースには適用できない
  • 外科的手術が必要
  • 自費診療となるため高額な治療費が必要
  • 治療期間が数ヶ月と長い

この年代で関わりの多い治療 ~インプラント~

この年代で関わりの多い治療 ~インプラント~

インプラント治療は、失ってしまった歯の機能を回復させるために行う補綴(ほてつ)治療です。生体親和性の高いチタン製の人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、アバットメントという連結部を取り付け、そのうえから天然の歯に近い白さを持つセラミック製の人工歯を被せます。白く美しい歯を再現でき、自分の歯のように安定して噛めるため、会話も食事も普段通りに楽しむことができます。

充実の設備による安心で安全な治療

インプラント治療は高度な外科的手術を伴うので、担当する歯科医師の技量はもちろん、より安心で安全な治療を行うために充実した設備環境が重要です。事前の検査と診断は綿密な治療計画を立てるために必要不可欠であり、検査設備が整っていると計画の精度がより高くなります。さらに専門的な機器や器具を用いることで、さまざまな症例にも対応可能になります。

歯科用CT

歯科用CT

歯科用CTでは、従来のレントゲンでは撮影できなかった顎の骨の構造や神経・血管の位置を立体的に把握できるため、インプラントの埋入位置と角度を正確に割り出し、綿密な治療計画を立ててシミュレーションすることが可能になります。また、撮影時の被ばく量が少なく、安全です。

メディフュージ

メディフュージ

メディフュージとは、患者様の血液中から「CGF」という骨の再生や傷の治癒を促す成分を抽出するための遠心分離器です。インプラント治療ではメディフュージで抽出したCGFを薄い膜にして、不足している骨量を増やしたり、術後の傷口の治癒を早めたりする目的に使います。CGFはご自身の血液に由来する成分なので、拒絶反応などもなく安心して受けられます。

SCA キット

SCA キット

顎の骨量が足りずにインプラント治療を行うことが難しい場合、「サイナスリフト」という治療を施すことがあります。SCAキットは、サイナスリフトを行う際に使用する特殊な器具を揃えています。専用に開発されたドリルで身体への害を少なくしているため、治療を確実かつスムーズに行うことができ、インプラント治療の安全性と確実性をより高めることができます。

予防をしていたか否かで歯を失うリスクが異なります予防歯科の重要性

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