歯科を支えていく存在である歯科衛生士の役割について｜神戸市西区の予防歯科なら「たかしデンタルクリニック」

歯科を支えていく存在である歯科衛生士の役割について

こんにちは。神戸市西区にある「たかしデンタルクリニック」院長の山田です。今回は歯科を支えていく存在である歯科衛生士の役割についてご紹介いたします。

1.歯科衛生士とはどんな仕事をするのか？
2.歯科衛生士と歯科助手はどこに違いがあるのか
3.歯の健康のために重要な定期検診
4.歯科は医師と歯科衛生士のチームワークが重要

歯科衛生士とはどんな仕事をするのか？

●歯科予防処置

歯科医院に行った時、麻酔を打ったり歯を削ったりといった治療を行う際には歯科医師と話す機会がありますが、多くの場合に歯科医師は治療が終わると他の患者様のところへ行きます。そこで治療が終わったあとで、治療内容や口腔内の状態を説明してくれたり、歯石取りなどを行ってくれるのが歯科衛生士です。主な業務内容としては、虫歯の有無や歯周病が無いかなどの歯肉の状態を見たり、歯石をとったり、フッ素の塗布をしたりといった業務で、これらの処置は歯科医師か歯科衛生士しかできません。

●歯科保健指導

歯科保健指導では正しいブラッシングの仕方の指導を行いますが、これだけではありません。患者様が歯のセルフケアができるように、患者様の生活習慣やライフスタイルなどに合わせた個別指導をおこなっています。さらに食生活や歯のみでない健康管理まで行うため歯だけでなく、全体の健康に寄与しています。

●歯科診療補助

これはよく見る業務ですが、歯科医師が治療中に治療器具を手渡したり、口の中の唾液や水などを吸い取るためのチューブを的確な場所で使ったり、歯型を取ったりといったサポートをする業務です。また、治療を行う際には必要な器具や薬などを前もって準備するなど診察や治療を円滑にするのに役立っています。

歯科衛生士と歯科助手はどこに違いがあるのか

●歯科衛生士と歯科助手の資格

歯科衛生士は国家資格で、歯科衛生士法と呼ばれる法律に基づいて最低で3年、歯科衛生士の養成を行う専門学校や短大に通った上で卒業し、国家試験に合格しなければなりません。一方で歯科助手は資格が必要とされません。ただし、就職に有利にするためには民間資格を取得するのが近道で、歯科助手を養成する学校などなら通信教育でも取得できます。

●できることの違い

歯科衛生士が口腔内ケアを行うとご紹介しましたが、歯科助手の場合には患者様の口腔内ケアなどに関わる業務はできません。そこで、歯科助手の業務としては歯科診療補助の一部である歯科医師に治療器具を手渡したり、口腔内を照らすライトを当てたり唾液や水を吸い取ったりといった業務は行えますが、受付や会計を任されることも多いです。

歯の健康のために重要な定期検診

●定期検診の内容

歯科に行く時は歯が痛いときや違和感があるときだけといった方が多いと思いますが、歯の健康のためには定期検診に行って、虫歯や歯周病といった不具合が無いかチェックをしてもらうことが重要です。

●歯科衛生士が行ってくれること

歯科医師がこうしたチェックを行ったあとで問題がなければ、歯科衛生士が歯ぐきの深さなどをチェックして歯周病が無いかを見ていきます。また、自分では取れないプラークや歯石などについても取ってくれることがありますが、次の診察で行われる場合もあります。また、必要に応じて正しいブラッシングの指導を行って、患者様が自分である程度プラークコントロールができるようにサポートしてくれるので安心です。

歯科は医師と歯科衛生士のチームワークが重要

●歯科医院は歯科衛生士の力で支えられている

歯科医院を選ぶ際に、評判を調べてから行くことが多いと思いますが、歯科医院の良さは歯科医師の技術の高さはもちろんのこと、歯科衛生士の力が大きいと言われています。これは最近、予防歯科の考え方が浸透してきているため、より歯科検診などの重要性や歯科衛生士の指導が重要視されるようになってきたからです。歯科衛生士の役割はこれからもっと広がっていき、求められることも大きくなってくるでしょう。

●海外での歯科衛生士の評価

歯科医療の先進国と言われているアメリカでは、歯科衛生士を目指す人が多く人気の職業だそうです。それは、既にアメリカでは歯科衛生士が持つ役割の重要性が浸透しているからで、医療スタッフの一員として歯科医師とチームワークを大切に治療にあたっているからでしょう。これは日本も見習わなくてはならない点だと言えます。

●当院における歯科衛生士の取り組み

患者様にとって歯科衛生士は「一番身近な存在」であるべきだと考え、「なんでも相談できる存在」で「いつでもそばにいてくれる存在」を目指しています。そのため、歯科衛生士担当制を採用することによって、患者様とのコミュニケーションを大切にしようという取り組みを行っているのが特徴です。それだけではなく、当院には技術向上の風土があるため定期的にセミナーや勉強会を行っています。